(1)発生分化に関する因子と機構の解明に関する研究

課題名 (1)発生分化に関する因子と機構の解明に関する研究
課題番号 2010014982
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 (独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,生殖機構研究ユニット
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 1.昨年度の前精祖細胞を異種移植により精子にまで成熟させ、その精子から世界で初めて産子を得ることができた。本年度は、得られた雄ブタの正常性を明らかにするため、性成熟に伴う内分泌学的変化をモニターし、対照と変わらないことを示した。また、1頭の精巣上体から精液の採取を試みたところ、正常な運動性を示し、凍結融解後、体外受精に供したところ正常な胚が得られた。さらに、雌に関しては、人工授精により産子が得られ、異種移植により得られた精子から作出した雌ブタは正常な繁殖能力を持つことが判明し、実用技術としての可能性が示された。【生殖細胞に関連した成果】2.昨年度までにウシES細胞の樹立・維持培養系を開発し、体外受精(ivf)胚及び体細胞核移植(nt)胚からES様細胞を樹立した。本年度は、網羅的遺伝子発現解析とメチル化解析を実施して細胞の性格付けを行った。その結果、ウシマイクロアレイ解析では、線維芽細胞群、雄ivfES様細胞群、雄ntES様細胞群及び雌ntES様細胞群は異なるクラスターを形成することが判明した。特にivf胚由来とnt胚由来のES細胞は遺伝子発現パターンが異なり、分化能等に差違があることが示唆された。また、Oct4遺伝子のExon1領域において、線維芽細胞に比べ各ES様細胞では低メチル状態を示し、未分化細胞としての性質が明らかとなった。【幹細胞に関連した成果】3.ウシ胎盤性プロラクチン関連タンパク質(PRP)1は近縁のプロラクチンや胎盤性ラクトゲンに見られるNb2細胞増殖活性が認められず、その生理機能は不明であった。本年度は、ウシPRP1がカテプシンやマトリックスメタロプロテアーゼなどのタンパク質分解酵素によりC末端が切断されることが判明した。また、ウシPRP1のC末端を切断する活性は胎盤の培養上清にも検出されることが判明した。さらに、C末端を切断されたウシPRP1は血管内皮細胞の増殖を促進することを明らかにし、ウシPRP1は、胎盤においてプロセシングを受けた後、血管新生に機能することを示した。この成果はウシ胎盤形成機構の解明に貢献する成果である。【着床・胎盤に関連した成果】
カテゴリ 繁殖性改善

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