めん用小麦新品種「あおばの恋」の温麺適性の解明と安定供給栽培技術の確立

課題名 めん用小麦新品種「あおばの恋」の温麺適性の解明と安定供給栽培技術の確立
課題番号 2010015557
研究機関名 宮城県古川農業試験場
白石興産(株)
公立大学法人宮城大学
研究期間 2009-2011
年度 2010
摘要 (1)播種期や肥培管理法が異なる栽培条件下で作出した「あおばの恋」の試料を用いて、年次データにより、子実タンパク質含有率と製粉歩留や小麦の硬質性・軟質性を表す指標であるBM率、小麦粉色相等との関係性を解析し、その傾向及び要因を見出した。また、製めん特性に関わるグリアジン(Gli)やグルテニン(Glu)と子実タンパク質含有率との関係を明らかにし、肥培管理と製めん特性の関係について有意義な知見を得ている。(2)品質、物性評価の観点からは、GliとGlu比(Gli/ Glu値)とゆでめんの破断強度との関係が見出され、その目標値とそれを満たす子実タンパク質含有率の範囲が示された。また、食感の硬さとGli/ Glu値、その他から得られたデータに重相関関係が認められた。一方、製めん性、官能評価の観点からは、温麺の目標品質の指標として子実タンパク質含有率が有効であり、めん色、食味・食感、ゆで伸びの評価から、10%~12%程度が目標幅となると考えられた。(3)赤かび適期防除の徹底に向け、積算温度法による開花期予測のための指標(出穂期までの積算気温、出穂期から開花期の有効積算温度)、および、成熟期後の品質低下について有用な知見を得た。一方、主要生育ステージでの生育量と収量性との相関を見出すなど、目標生育量の設定、生育量に応じた肥培管理に関して有益な知見を得ている。以上より、各小課題とも最終目標である達成「あおばの恋」の高品質安定生産を可能とする栽培法確立に向けて、必要十分なデータが得られている。(4)「あおばの恋」を原材料とする温麺の製造条件について、加水率、ミキシング時間、熟成時間等を検討し、次年度の実機レベルによる製造実証試験のための最適製造条件はほぼ得られた。特に、加水率は、タンパク質含有率に関わらず一律33%で製めん試験を行った場合、タンパク質が低いほど製めん作業性が悪かったのに比べ、小麦粉により加水率を変えることで、タンパク質がある程度低くても製めん作業性が改善することが示唆された。
カテゴリ 小麦 栽培技術 栽培条件 新品種 播種 肥培管理 防除 良食味

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