ω-5グリアジン欠失株を用いた低アレルゲン化グルテンの作成と小麦アレルギー患者への臨床応用

課題名 ω-5グリアジン欠失株を用いた低アレルゲン化グルテンの作成と小麦アレルギー患者への臨床応用
課題番号 2010015558
研究機関名 (国)島根大学
島根県(中山間地域研究センター)
グリコ栄養食品(株)
研究期間 2009-2011
年度 2010
摘要 (1)昨年度と同じ調査地である島根県東部および西部の2カ所で、鳥害対策を強化したうえで現地栽培適応試験を実施した。その結果、栽培密度が5 kg/10 aよりも高い 10 kg/10aの場合、坪刈あたりの収量は増加しなかった。また、肥料中の窒素を増やしても、収量は増加しなかった。本年度の結果から、施肥、あるいは、栽培密度が倒伏させやすくする可能性が示唆された。(2)本小麦グルテンを使用して米粉パンを製造すると、パン生地の繋がりが弱く、焼いた後のパンの膨らみも小さい。その原因となっている本小麦グルテンの物性を改善するために、米粉パン製造時にグルテンに作用させる添加物を検討した。その結果、添加剤の使用によって米粉パンの膨らみを、市販グルテン使用品の7~8割の容量まで改善することができた。(3)本小麦系統の米粉パンを用いた安全性の臨床評価を小麦アレルギー患者3名に対して行った。その結果、1名の患者はアレルギー症状を示さなかったが、残りの2名はアレルギー症状を示した。
カテゴリ 肥料 小麦 施肥 鳥害

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