課題名 |
高速小明渠浅耕播種機を利用したイネ・ムギ・ダイズ栽培技術の開発 |
課題番号 |
2009012876 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構
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研究期間 |
2007-2009 |
年度 |
2009 |
摘要 |
小明渠浅耕鎮圧播種機にてSKR 軽鎮圧設定で播種すると小麦と大豆は収量や生育が高くなった。小麦では前処理耕起をした方が収量と生育は変わらないがタンパク質含有率が高くなり、作業速度向上も対応できた。大豆では前処理耕起をしない一発耕起播種の方が湿った土壌条件で収量や生育が良かった。水稲乾田直播播種では前処理耕起時のスパイラル鎮圧の効果は認められなかった。小麦品種「農林61 号」において小明渠浅耕鎮圧播種栽培は湿害軽減による増収効果と品質を向上させる効果があるとともに、茎立期追肥は収量および品質の向上効果があった。浅耕播種機による大豆品種「フクユタカ」の晩播栽培において、開花期の窒素追肥は倒伏を増大させるとともに統計的に有意な増収効果がなかった。また、晩播や極晩播のみならず標準播の狭畦栽培(条間30cm)において、密植(株間10cm)は標準植や疎植に比べて収量が高いとともに、倒伏の程度も小さかった。
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カテゴリ |
乾田直播
狭畦栽培
小麦
栽培技術
湿害
大豆
播種
品種
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