緊急対応が必要なウイルス性疾病の診断・防除技術の高度化及び監視態勢の確立

課題名 緊急対応が必要なウイルス性疾病の診断・防除技術の高度化及び監視態勢の確立
課題番号 2009014261
研究機関名 (独)農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究所
沖縄県家畜衛生試験場
(国)岐阜大学
日本大学生物資源科学部
(国)岩手大学
研究期間 2009-2011
年度 2009
摘要 (1)アフリカ豚コレラの診断において赤血球吸着試験およびPCR法が有用であることを確認した。また、リアルタイムPCR法の適用についても検討した。過去に導入した抗体陽性血清を用いてアフリカ豚コレラの血清診断が可能であることを確認した。抗ウイルス剤アシクロビルがアフリカ豚コレラにも有効であることが判明した。牛疫ウイルスおよび小反芻獣疫ウイルス抗体検出ELISAキット、牛疫ウイルスおよび小反芻獣疫ウイルス抗原検出ELISAキットを導入し有用性の検証を開始した。牛異常産に関連するアカバネ、アイノおよびピートンウイルスを特異的に検出可能なマルチプレックスRT-PCR法を開発した。(2)貴重な野生動物血清を用いた日本脳炎ウイルス流行調査のため、簡便な中和抗体測定法を開発し、その再現性を確認した。野生動物に関連した機関と連携し、これまでにイノシシを始めとして477例の血清を収集した。原因不明と診断された沖縄県下の牛異常産例について新興アルボウイルスとの関連性を血清学的に調査した結果、2005~2007年にかけて発生した5症例がピートンウイルスによる異常産と診断された。1996~2008年の間に九州・沖縄地方を中心に26例の本ウイルス関連症例が確認された。(3)牛白血病ウイルス浸潤状況に関する全国サーベイランスを開始した。まず、酪農場の調査を行うため、調査票とデータベースのひな形を作成し、各都道府県に抗体検査用ELISAキットを配布した。また、感染牛乳汁中からのウイルス及び抗体検出が可能な手法を実験室レベルで開発している。牛白血病ウイルス感染牛由来の体外受精胚移植で借り腹牛および新生子牛にウイルス感染が起きないことを確認した(現在約100例)。感染牛の乳汁から比較的高率にプロウイルス遺伝子が検出されることが判明した。
カテゴリ データベース 乳牛 豚 防除

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