課題名 | 食品残さを活用したアルコール発酵型飼料による特産牛肉生産技術の開発 |
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課題番号 | 2009014306 |
研究機関名 |
(国)弘前大学 青森県工業総合研究センター (独)農業・食品産業技術総合研究機構東北農業研究センター |
研究期間 | 2009-2012 |
年度 | 2009 |
摘要 | (1)リンゴ粕からは、無添加でも10日間ほどで3%程度のアルコールが生成されるが、酵母や清酒粕の添加により発酵スピードが劇的に改善され、3~5日間で発酵はピークに達することが判明した。一方、リンゴ粕に不足する飼料成分を、大豆粕、トウモロコシおよびフスマを混合して調整してサイレージ発酵させた場合にも、1~2ヵ月のうちに2~3%程度のアルコールが生成されることが確認され、リンゴ粕を主原料としたアルコール発酵型の混合発酵飼料を調製することができること明らかになった。(2)黒毛和種去勢素牛を、配合飼料給与の対照区と配合飼料とリンゴ粕混合発酵飼料(APS)給与のAPS区にわけて肥育したところ、APS摂取量にバラツキはみられるものの、同程度の発育が得られた。めん羊を用いた肥育試験ではAPS区の増体が若干良かったが、内臓脂肪蓄積や枝肉体組成などの枝肉形質には差がなく、APS区で剪断力価が低い傾向がみられた。(3)アルコール発酵型混合飼料を多給しためん羊肉は、配合飼料多給めん羊肉と比較し、かたさや筋内コラーゲン性状には有意な違いが無く、遊離アミノ酸類のうちグリシン含量が有意に高く、カルノシン含量が有意に低くなった。 |
カテゴリ | 大豆粕 とうもろこし 羊 りんご |