D3310 家畜排せつ物を利用した低塩類堆肥及び成分調整堆肥の製造技術の開発

課題名 D3310 家畜排せつ物を利用した低塩類堆肥及び成分調整堆肥の製造技術の開発
課題番号 2009017314
研究機関名 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間 2007-2011
年度 2009
摘要 (D3311)低塩類堆肥製造法の効率化を検討し、乳用牛ふんのECが4dS/m未満の場合は、1回圧搾により低塩類堆肥を製造できることを明らかにした。EC4dS/m以上のふんは2回圧搾するが、加水量を2倍にして圧搾圧を下げることで単位時間当たりの処理量が1.2倍に増え電力量を28%削減できた。搾汁液は、メンブランディフューザにより約2ヶ月間で曝気処理でき、発酵乾燥ハウスでは発酵床面積あたり夏期には4.6kg/m2の搾汁液を処理できることを示した。飼養30頭規模の酪農家向けの実用的な固液分離装置の仕様と設計図を作成した。(D3312)低塩類堆肥の利用上のメリットを明らかにするために、コマツナのハウス栽培試験等を実施し、低塩類堆肥の施用では化学肥料単用の場合と生育量に大きな差は認められず、栽培跡地土壌への塩類集積が抑制されることを明らかにした。また、低塩類堆肥の花卉鉢物培養土への利用を慣行区(ピートモス等混合)を対照として、ニチニチソウ、パンジー等で検討したところ、いずれも低塩類堆肥混合培養土で高い生育量となることを示した。一方、搾汁液の処理利用法については、牛ふん堆肥との混合発酵の際に発酵補助材(生ごみ処理物10%)を添加することで継続的な搾汁液の発酵処理が可能であり、得られた堆肥のリン酸肥効は、過リン酸石灰と同等程度であることを明らかにした。
カテゴリ 肥料 乾燥 こまつな 乳牛 パンジー

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