1422-1 サトウキビへ導入するための種々の耐干性遺伝子等の単離

課題名 1422-1 サトウキビへ導入するための種々の耐干性遺伝子等の単離
課題番号 2009017354
研究機関名 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
独立行政法人国際農林水産業研究センター
研究期間 2007-2011
年度 2009
摘要 環境ストレス耐性サトウキビの作出に重要な環境ストレス耐性遺伝子の同定するため、シロイヌナズナの乾燥ストレス耐性に関与するAREB1遺伝子がサトウキビ、トウモロコシ、イネに存在するかをESTデータベースを用いて確認した。その結果、サトウキビ、トウモロコシ、イネにおいてもAREB1相同性タンパク質が存在することが明らかとなったことから、サトウキビでAREBを過剰発現させると、乾燥耐性が向上する可能性が高いことを確認した。この結果を受けて、トウモロコシの恒常的高発現プロモーターであるユビキチンプロモーターとシロイヌナズナのAREB1遺伝子あるいは恒常的活性型AREB1であるAREB1M8遺伝子を融合した組換えサトウキビ作出用のコンストラクトを作製した。一方、サトウキビと系統発生的に近縁のトウモロコシにおいて、ZmRAB17やZmDREB1A遺伝子のプロモーターが優れた環境ストレス応答性を示すことを、形質転換イネを用いた組織化学的観察およびレポーター遺伝子の酵素活性測定により明らかにした。さらに、トウモロコシのZmRAB17プロモーターを用いたコンストラクトの機能を検証するため、トウモロコシのZmRAB17プロモーターと、トウモロコシのDREB1型転写因子ZmDREB1A遺伝子あるいはZmDREB2A遺伝子を融合したコンストラクトを作製し、イネ(日本晴)に導入した。得られた形質転換イネの幼苗を用いて予備的な乾燥耐性試験を行った結果、対照区に比べてZmRAB17プロモーター:ZmDREB1A遺伝子導入イネの生存率が高いという結果を得た。
カテゴリ 乾燥 さとうきび データベース とうもろこし

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