課題名 |
C 木材の需要拡大に向けた利用促進に係る技術の開発 |
課題番号 |
2011017660 |
研究機関名 |
森林総合研究所
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研究分担 |
(独)森林総合研究所,研究コーディネータ
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研究期間 |
2011-2015 |
年度 |
2011 |
摘要 |
<研究内容>間伐材の地中利用の拡大を図るため、地中打設可能な丸太の接合法を開発するとともに、地盤中での効果を明らかにする。人工乾燥材の品質向上のために、高温乾燥における乾燥割れを抑制する処理条件や内部割れと強度・接合性能の関係を解明する。内装に用いられた地域材の香りや視覚要素の心理的・生理的特性を明らかにするため、これまでの研究成果に基づいて開発された木質材料を活用して建設されたモデル木造住宅における快適性を評価する。難燃処理木材を表面に後付けすることによる集成材への耐火性能付与技術を開発する。木質パネル類の屋外暴露を全国8か所で実施したデータを解析し、木質パネル類の劣化に及ぼす因子を明らかにする。厚物合板を主たる構造要素とする壁体の耐久性を検証するため、建築物施工中の雨や完成後の事故的な漏水、浸水等の水漏れによる性能の変化について検証する。<成果の概要と活用>中期計画に対する当年度成果を概観すると、木材加工システムの高度化に必要な間伐材の木杭としての利用技術、木材乾燥の高品質化に貢献するマニュアル作成、木造住宅の快適性評価、難燃処理木材の後付けによる集成材への耐火性能付与技術の開発、木質パネル類の劣化因子の解明、木質構造の耐力残存率に及ぼす釘の縁端距離の重要性など、有意義な成果が得られている。いずれも関係産業界や規格基準等に関わる行政にとってさまざまな形で提言できる内容を含んでいる。
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カテゴリ |
加工
乾燥
需要拡大
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