ゲノム情報を活用した麦・大豆の重要形質制御機構の解明と育種素材の開発

課題名 ゲノム情報を活用した麦・大豆の重要形質制御機構の解明と育種素材の開発
課題番号 2011017512
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,北農研,寒地作物
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,作物研,畑作物
協力分担関係 農業生物資源研究所
岡山大学
横浜市立大学
帯広畜産大学
研究期間 2011-2015
年度 2011
摘要 ムギの越冬性については、a)耐凍性に関わるラフィノース生合成系酵素遺伝子、ミオイノシトール一リン酸合成酵素遺伝子(MIPS)を単離した。b)RNAシャペロンと相互作用するタンパク質として核内polyA結合タンパク質PABN1を同定し、耐凍性に関与する可能性を示した。c)雪腐病抵抗性に関与する抗菌タンパク質遺伝子Win1を単離した。d)困難であった秋播きコムギの形質転換についても、in planta法により遺伝子導入に成功した。 ムギの穂発芽耐性については、a)休眠遺伝子MFTについて、国内110品種の遺伝子型をマーカー解析し、北海道、東北の品種は、耐性弱の「チャイニーズスプリング」型が多く、これらの地域の最新品種のMFT遺伝子型を耐性強の「ゼンコウジコムギ」型に換えることで、穂発芽耐性を向上できる可能性を示した。b)アブシジン酸分解酵素遺伝子のAゲノム変異を有する3品種・系統を明らかにし、 Bゲノム変異品種との交配を進めた。 ダイズの耐冷性及び耐湿性については、a)耐冷性については、候補QTL領域内にあり、発現量が比較品種間で異なる遺伝子2つについてゲノム配列を比較したが、差異は見出せなかった。b)耐湿性については、核タンパク質プロテオミクスにより、冠水に応答する核内タンパク質53個を同定した。
カテゴリ 育種 新品種 水田 耐湿性 大豆 抵抗性 品種 輪作

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