課題名 | 大規模畑作地域における自給濃厚飼料生産利用技術の開発 |
---|---|
課題番号 | 2011017527 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,北農研,酪農 |
協力分担関係 |
(独)家畜改良センター・十勝牧場 パイオニアハイブレッドジャパン(株) ホクレン農業協同組合連合会 (株)IHIスター 北海道立総合研究機構 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2011 |
摘要 | 飼料用米やトウモロコシ雌穂サイレージの生産・利用技術に関しては、a)イアコーン収穫残さの省力的処理方法について、プラウによる反転耕を省略した簡易耕耘(ディスクハロー後にロータリーハローで耕起)でも後作のテンサイ及びダイズの発芽率に慣行耕耘との差は認められないことを明らかにした。b)イアコーンサイレージを圧片トウモロコシの代替として、トウモロコシサイレージ給与時に2.4kgDM(乾物重)、牧草サイレージ給与時に3.3kgDM、放牧時に5.4kgDM給与しても、乳量、乳成分および血液性状に影響は認められず、代替利用できることを明らかにした。 イアコーンサイレージの収穫調製に関する実証試験及び酪農経営への導入条件に関して、a)イアコーンサイレージ収穫調製の実証試験を道内9ヶ所で実施した。収量性に影響を及ぼす最大の要因は倒伏であること、サイレージ品質における地域間差は品種と収穫時期による影響よりも小さいことを明らかにした。b)酪農家調査より、イアコーンサイレージの導入に必要な条件として、総飼料費が上昇しないことが挙げられた。また牧草サイレージを自給粗飼料として利用している場合は、トウモロコシサイレージを利用している場合に比べ、イアコーンサイレージ単価が約3円高くても、導入される可能性が高いことを示した。 |
カテゴリ | イアコーンサイレージ 経営管理 飼料用米 大豆 てんさい とうもろこし トウモロコシサイレージ 乳牛 品種 |