高商品性リンゴ等品種の育成と省力生産技術の開発

課題名 高商品性リンゴ等品種の育成と省力生産技術の開発
課題番号 2011017552
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,果樹研,リンゴ
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,北農研,水田作
研究期間 2011-2015
年度 2011
摘要 着色性、病害抵抗性等が優れ、良食味の品種の育成では、a)リンゴ第6回系統適応性検定試験の中で「盛岡70号」と「盛岡71号」が優れた果実特性を示した。b)リンゴ30組合せ、合計715の交雑果を獲得した。2,608個体の果実特性を調査し、極早生で高糖度の1個体を二次選抜、黒星病抵抗性またはカラムナー性の4個体を一次選抜した。この他に11個体を試験用または育種母本として選抜し、174個体を継続検討、2,418個体を淘汰した。c)リンゴDNA配列から開発された15種類のSSRマーカーを用いて、栽培リンゴ120品種・系統と台木等リンゴ属近縁種17品種を識別可能なDNA品種判別技術を開発した。d)次回ブルーベリー系統適応性検定試験の候補系統の3系統と前年度までの一次選抜4個体の計7系統・個体について果実特性を調査した結果、対照品種と比較して、3系統は大果で食味が優れ、一次選抜系統は食味が優れており、継続検討することとした。e)ブルーベリー7組合せ計274の交雑果を獲得した。また、795個体の果実特性を調査し、食味や日持ち性に優れる8個体を選抜、298個体を淘汰、489個体を継続検討とした。f)次回セイヨウナシ系統適応性検定試験の候補系統8系統・個体について果実特性を調査し、3系統は大果で肉質と食味が比較的良好であることを確認した。g)セイヨウナシ4組合せ計346の交雑種子を獲得した。453個体の果実特性を調査して、大果で食味良好な1個体を一次選抜、25個体を淘汰、427個体を継続検討とした。 リンゴの着色・着果管理等の省力・軽労化を図るための摘葉技術等の要素技術の開発では、a)着色の優れる品種は収穫1ヵ月前の早い段階から高温での着色能力が高いこと、収穫2ヵ月前から2週間前の間の摘葉処理によって着色が向上することを明らかにした。b)摘果作業省力化の要素技術開発に資する、落果程度の品種間差異を明らかにした。c)TSF(Twin Sister of FT)とMdFT2遺伝子をリンゴJM2に導入した組換え体を作出し、花成促進に成功した。d)JM台木を利用した低樹高栽培技術に関する技術情報を作成し、関係機関に配布した。
カテゴリ 育種 黒星病 軽労化 栽培技術 省力化 台木 抵抗性 低樹高 病害抵抗性 品種 ブルーベリー 良食味 りんご

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