農産物の生産段階におけるカドミウムのリスク低減技術の開発

課題名 農産物の生産段階におけるカドミウムのリスク低減技術の開発
課題番号 2011017586
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,生産環境
研究期間 2011-2015
年度 2011
摘要 野菜等の資材施用法等による実用的なカドミウム吸収抑制技術に関しては、a)10種類の無機質資材を施用したコマツナのポット栽培試験から、アパタイト系や酸化鉄系資材の場合1~5%施用で、多孔質ケイ酸カルシウム施用の場合概ねpH6以下で、それぞれ可食部カドミウム濃度の低減効果が高いことを示した。b)アカマツ、スギ、クスノキ樹皮からそれぞれ抽出したタンニンを土壌に施用したホウレンソウ栽培試験から、これらの資材は可食部カドミウム濃度低減効果が高い可能性を示した。c)ダイズの子実カドミウム濃度は有機質資材の施用初年目から低減する傾向があり、特に発酵鶏ふん施用で明瞭となったが、牛ふん堆肥1t区と2t区の子実カドミウム濃度の差は認められなかった。d)苦土石灰のうね内部分施用の幅20cm・深さ20cmの場合、ダイズの収量及び子実カドミウム濃度は全面施用と同等であることを平成22年度の試験圃場と異なる新たな圃場での実証試験でも明らかにした。また、目標pH6.5の場合、子実カドミウム濃度が比較的低く、根域の幅は部分施用の幅20cmで概ね20cm以内に分布していることを示した。e)コマツナ及びブロッコリーにおいては、ホウレンソウのようなセル成型苗移植栽培による根系抑制効果はなく、カドミウム吸収抑制効果は認められなかった。 ダイズのカドミウム低吸収性品種の活用と吸収抑制技術の組み合わせに関しては、畑転換初年目の現地圃場試験から、低吸収性の品種・系統を用いれば、東北の作付面積上位の品種と比べて子実カドミウム濃度が30%程度低減し、苦土石灰のうね内部分施用により目標pHを6.0から6.5に上げれば、さらに30%程度(低吸収性品種の利用と合わせて50%程度)低減可能であることを示した。
カテゴリ 土づくり 肥料 こまつな 大豆 品種 ブロッコリー ほうれんそう

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