染色用高品質紅花加工技術及び食品用途栽培技術の確立

課題名 染色用高品質紅花加工技術及び食品用途栽培技術の確立
研究機関名 山形県農業総合研究センター
研究分担 農産加工開発部 土地利用型作物部 食の安全環境部
研究期間 新22~24
年度 2010
摘要 県花紅花は天然染料として需要は多いが、品質のばらつきが問題となっていることから、安定した品質を確保するための加工技術を確立する。また、栽培面積の拡大を図るため、省力的な加工処理法を開発する。さらに、健康食品としてのニーズに対応し、農薬に依存しない栽培方法を検討する。 水浸漬による中振りは、その時間が長いほど黄色素が流出し、紅餅の色調は鮮やかになる傾向がみられ、また歩留まりへの影響は少ないと考えられた。花ねせ前に食酢を添加することで、添加しないものと比べ紅餅の色調がやや赤みのあるものとなった。花ねせの日数が長くなるにつれ歩留まりは低下し、3日以降の紅餅の色調は低下した。 乾燥機利用による紅餅の乾燥は、35~70℃程度の乾燥温度であれば天日乾燥と比べ色調が同程度の紅餅を製造できた。乾燥機を利用することで天候に左右されない紅餅加工が可能であった。 越冬前播種を含めた播種時期(11/27,12/11,3/25,4/9,4/26,5/10)の違いが生育及び耐病性(炭疽病)に及ぼす影響を検討した。その結果、出芽は播種が早いほど早くなり、出芽に要した日数は播種が遅いほど短かった。出芽期は違ったものの、開花期は3/25播種までの3つの区で同時期となった。4/9播種以降の3つの区では、播種が早い区ほど開花期が早くなった。全長、主茎長は3/25,4/9播種の区が長く、5/10播種の区が最も短くなった。なお、炭疽病の発生が見られなかったため、耐病性の評価はできなかった。 紅花種子に60℃の温湯浸漬処理(10分~20分)をおこなったところ、露地栽培由来の種子ではいずれの処理条件でも発芽率が有意に低下したが、ハウス栽培由来の場合、17分以下の処理時間であれば発芽率は無処理と同等であった。供試種子間で種子の発芽率低下の差がみられた。
カテゴリ 病害虫 加工 乾燥 栽培技術 炭疽病 農薬 播種

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