野菜新品種育成

課題名 野菜新品種育成
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 作物園芸部・会津地域研究所・浜地域研究所
研究期間 継H18~H22
年度 2010
摘要 目的:イチゴ、アスパラガス共にオリジナル品種を育成したが、さらなる振興を図るため、既存品種より生産性、食味、耐病性、機能性に優れた新品種を育成する。 成果: イチゴ:(1)交配:促成栽培個体選抜に供試する60組合せを実施した。また、炭疽病幼苗選抜用に供試する11組合せの交配を行った。(2)個体選抜:49組合せ3,727個体を供試し、主に食味官能調査により18組合せ34個体を選抜した。(3)系統選抜:36組合せ67系統から、主に食味官能調査により6組合せ8系統を選抜し、郡系38~45を付与した。(4)生産力検定:2系統を供試し、選抜系統はなかった。(5)特性検定、地域適応性検定:「福島11号」を供試した結果、花房が連続し、果実の揃いが良く、商品果率が高かった。(6)現地試験:「福島9号」を供試した結果、収量性が低いことから試験を打ち切ることとした。(7)炭疽病抵抗性個体幼苗選抜:23組合せ3,784個体を供試し、生存した23組合せ1,811個体を、主に食味官能調査による個体選抜に供試し10組合せ23個体を選抜した。(7)うどんこ病抵抗性個体幼苗選抜:16組合せ2,678個体を供試し、発病の少なかった1,143個体を主に食味官能調査による個体選抜に供試し6組合せ11個体を選抜した。(8)炭疽病抵抗性検定:「福島11号」を「弱」とした。アスパラガス:(1)交配母本の収集、評価:農業総合センターアスパラガスほ場から14株を収集し遺伝資源として保存した。また、紫アスパラガス緑色個体(4倍体)とウェルカム倍加個体(4倍体)との交雑個体の特性を調査し、紫アスパラガスの緑色個体を交配親として用いることで、若茎重が重く、収量性が高く、グリーンアスパラガスよりも若茎の中心部が柔らかい品種育成の可能性が示唆された。(2)交配:42組合わせの交配を行い、採種した。(3)特性検定:フザリウム選択培地を用いて、株腐病抵抗性検定に用いるF.proliferatumuを判別した。(4)09組合せ検定に20系統を供試したが、郡系付与系統はなかった。(5)生産力検定:「福島9号」は、多収であるが規格品率が低かった。「福島10号」は収穫開始日が早く、収量はやや多く、特に春どりの収量が多かった。
カテゴリ アスパラガス いちご 遺伝資源 うどんこ病 機能性 新品種 新品種育成 炭疽病 抵抗性 抵抗性検定 品種 良食味

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