拮抗菌と耕種的防除技術等を組み合わせたジャガイモ有機栽培の実証と評価

• 研究機関名: 茨城県農業総合センター農業研究所
• 研究分担: 病虫，経営技術
• 研究期間: 継H21～25
• 年度: 2010
• 摘要: 目的：ジャガイモそうか病や疫病等を対象として，拮抗微生物による生物防除を中心に，有機JAS 適合資材を用いた防除技術と，輪作や有機物施用等の耕種的防除を組み合わせた有機栽培体系を構築・実証する。 成果：（１）ジャガイモ疫病に対する抵抗性品種（「花標津」，「マチルダ」，「さやあかね」）の有効性が現地で確認された。また，そうか病に対して，品種により発病程度に差が認められ，「さやあかね」はやや発病度が低かった。（２）行方市の現地に有機栽培圃場を設置し，輪作を開始した。試験開始当初である本年のジャガイモ病害は，疫病が甚発生，そうか病が多発生となった。銅水和剤による疫病の防除価は66で実用的な防除効果が得られた。
• カテゴリ: 有機栽培 栽培体系 抵抗性品種 ばれいしょ 品種 防除 輪作