課題名 |
1 奥能登の地域資源・特産品目の栽培技術確立 3)秋作カボチャの新栽培法の確立 (1) 春作うねを連続利用した秋作カボチャの不耕起栽培法 |
研究機関名 |
石川県農業総合研究センター
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研究分担 |
能登分場
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研究期間 |
継H22~24 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:カボチャの省力的な作業体系による大規模化を図るため、春作うね連続利用栽培法を確立する。秋作分肥料としてシグモイド型の肥効調節型肥料を春作肥料と同時施用する技術を検討する。本年度は春作秋作時同時施用に適した肥料の種類を検討する。 成果:春作の初期生育は同時施用区の2区で慣行区とほぼ同等であったが、秋作の初期生育は慣行区より劣った。春作の収量はLPS160区でやや多かったが、他区と大きな差は見られなかった。秋作の収量はLPS160区で慣行と同等であったが、平年に比べて1果重が小さく、いずれの区も収量が低かった。時期別溶出量を測定した結果、LPS60区、エコロング区で埋め込み後90~100日目頃まで溶出が少なく抑えられ、その後急激に溶出が始まった。LPS160区の溶出率は埋め込み後180日目で約80%、エコロング区で約50%であった。作業時間は、春秋同時施肥区が慣行区に比べて約5時間(約17%)少なかった。以上により、春秋作同時施肥による春作への過剰肥効等の影響はほとんど見られず、秋作でも慣行と同等の収量が得られたLPS160が有望であると思われたが、平年に比べて収量が低かったため再検討が必要である。
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カテゴリ |
肥料
かぼちゃ
栽培技術
施肥
大規模化
春作
不耕起栽培
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