モモの果肉障害対策技術の確立 1,障害発生の主要因に対する対策技術の確立 (2)適期収穫による発生抑制

課題名 モモの果肉障害対策技術の確立 1,障害発生の主要因に対する対策技術の確立 (2)適期収穫による発生抑制
研究機関名 山梨県果樹試験場
研究分担 プロジェクト
研究期間 継(H21)~(H23)
年度 2010
摘要 (2)適期収穫による発生抑制 1)収穫期予測法の検討  早生種の「日川白鳳」、中生種の「白鳳」、晩生種の「ゆうぞら」において、2000~2010のデータを用いて3種類の予測方法を検討した。日平均気温による発育速度モデルを用いると比較的精度は高いが、早期予測は困難であった。推定される硬核期を起算日とした予測法は精度が劣った。このため、満開後35~65日の平均気温を用いて収穫期を予測し、発育速度モデルにより生育進度をモニタリングする手法が適していると考えられた。 2)収穫方法の検討  「嶺鳳」を材料に、収穫時期別に指標とする硬度を変えることで障害の発生軽減が可能か検討した。収穫始めから6日以内であれば果肉障害の発生は少なく、硬度2.0~2.5kgの果実を収穫すれば、果実品質を維持しつつ障害発生を軽減できると考えられた。収穫後半では水浸果の発生が増加するとともに褐変果も発生し、硬度が高い果実でも障害発生がある程度認められた。(3)着色管理による発生抑制  「嶺鳳」は収穫盛期を過ぎると、改善区、対照区とも水浸果が増加した。褐変果の発生はほとんどなっかった。処理区による発生の差は認められなかった。 土壌水分の変化も連続した降雨で改善区、対照区の差がなく、透湿防水シートの効果による発生への影響の差は確認できなかった。「みさかっ娘」は改善区で水浸果の発生が抑えられた。
カテゴリ 果肉障害 モニタリング もも

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