病害虫及び土壌肥料に関する素材開発研究 1.病害虫の発生予察と防除技術 (1)ナシ・カキの減農薬防除体系の確立 (2)ナシマダラメイガの発生生態の解明 (終)白紋羽病管理技術の確立

課題名 病害虫及び土壌肥料に関する素材開発研究 1.病害虫の発生予察と防除技術 (1)ナシ・カキの減農薬防除体系の確立 (2)ナシマダラメイガの発生生態の解明 (終)白紋羽病管理技術の確立
研究機関名 長野県南信農業試験場
研究分担 栽培部
研究期間 継H20 ~24
年度 2010
摘要 目的:赤ナシにおける減農薬防除体系の確立を目指し、感染予測に基づいた防除体系の実用性を評価する。また、カキの主要病害であるカキ円星落葉病の効率的な防除方法を検討する。ナシマダラメイガのフェロモントラップの利用方法を確立し、誘殺消長と羽化消長の関係を解明する。防除技術と診断技術を開発し、総合的な白紋羽病管理技術を確立する。温水処理の白紋羽病に対する長期的な評価を行う。 成果:本年新たに実施した試験方法では、感染日を特定することができなかった。予測に従った防除によって散布回数削減の可能性は認められた。ジフェノコナゾール水和剤の病斑形成阻止効果は、感染後20日後まで認められた。他剤では、昨年効果の認められたクレソキチムメチル剤は本年の試験では効果不十分であった。一方、マンゼブ・ミクロブタニル水和剤は高い病斑形成阻止効果が認められた。フェロモントラップの性誘引源(0.1mg含浸)による雄成虫の誘殺消長と、終齢幼虫・蛹採集後の飼育羽化法による雄成虫の羽化消長を調査した。越冬世代では、誘殺期間と羽化期間はほぼ同じで、50%羽化日は50%誘殺日に比べやや早かったが、飼育羽化数が少なかったため明らかな結果は得られなかった。第1世代でも、羽化期間と誘殺期間はほぼ同じであった。50%羽化日は50%誘殺日に比べ2~4日ほど早かった。処理4年経過後再発樹は1樹増加し、処理11樹中7樹となった。また、再発樹中衰弱の激しい1樹に対し再処理を実施したが、菌糸は死滅したものの、樹勢回復することなく枯死した。
カテゴリ 肥料 病害虫 害虫 かき 管理技術 樹勢回復 診断技術 土壌管理技術 農薬 フェロモン 防除

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる