課題名 |
果樹の高品質・生産拡大に向けた栽培技術の開発 |
研究機関名 |
滋賀県農業技術振興センター
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研究分担 |
花・果樹研究部
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研究期間 |
新H22~26 |
年度 |
2010 |
摘要 |
高品質で安全な地場産果実類を求める県内消費者のニーズが高まり、本県産果樹の生産拡大に期待がされている。 このため、本県ブランド品「紅式部」や「太秋」「新秋」の高品質安定生産技術を確立するとともに、今後推奨すべき有望品種の選定を行う。また、梨や桃の低樹高栽培やポット栽培など、簡易に取り組むことができ、軽労化・早期成園化ならびに減農薬化が可能な新しい生産技術を開発することにより、稲作農家の果樹参入等、生産供給量の拡大に寄与する。 カキ「新秋」について、開花期にジベレリン処理を行うことによって落果が軽減された。 ブルーベリーの底面給水方式ボックス栽培法により、慣行のポット栽培を上回る収量を得ることができた。またピートモスに代わる安価な培土として、針葉樹チップが有望と考えられた。 ブドウ栽培において、防根シートを用いた根域制限栽培法で慣行栽培と同等の収量および生育を得ることができた。 イチジクのポット栽培では、イチジク‘桝井ドーフィン’を、馬糞チップ堆肥ともみ殻くん炭を混合した軽量培土を用いて雨除けハウスでポット栽培することにより、定植1年目から収穫が可能で、2年目から4年目まで1ポット当たり平均4.5kg(3.6t/10a)の高い収量が得られ,主要成果として報告を行った。
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カテゴリ |
病害虫
いちじく
馬
かき
軽労化
栽培技術
生産拡大
早期成園化
低樹高
農薬
品種
ぶどう
ブルーベリー
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