温暖化で多発するウイルス病を防ぐ植物ワクチンの迅速作製技術の開発 2)農作物のエマージングウイルスに対応したワクチンの迅速開発と新規利用技術の確立

課題名 温暖化で多発するウイルス病を防ぐ植物ワクチンの迅速作製技術の開発 2)農作物のエマージングウイルスに対応したワクチンの迅速開発と新規利用技術の確立
研究機関名 京都府農林水産技術センター生物資源研究センター
研究分担 応用研究
研究期間 継H21~23
年度 2010
摘要 目的:被害が顕在化し始めた各種ウイルス病に対するワクチンの迅速開発と実用評価を行う。 成果:カボチャモザイクウイルス(WMV)の宮崎県分離株を元に選抜した弱毒株MIYA3-6及び-20について諸特性を調査したところ、両株とも主要ウリ科作物における病徴は軽微で、アブラムシ伝搬性を維持し、各地の強毒株に対して高い干渉効果を示した。雨除け栽培メロン(京都府)、露地栽培スイカ及びズッキーニ(長野県)において防除効果が確認された。しかしながら、ズッキーニの栽培後半にそれ自体によると考えられる病徴が強まる傾向にあったため、低温処理やSingle-Plant-Isolation(SPI)を行い改良を進めた。パパイア輪点ウイルス(PRSV)の愛媛県分離株から選抜した弱毒株E2S-4及び-6の諸特性を調査したところ、両株ともキュウリにおける病徴は軽微であり、アブラムシ伝搬性は著しく低下していた。さらに、各地の強毒株に対してやや不十分ながら干渉効果を示した。ハウス抑制栽培キュウリにおいてE2S-4株は防除効果がやや不十分、E2S-6株は栽培後半からそれ自体による病徴が強まる傾向にあり、低温処理やSPIを行い改良を進めた。
カテゴリ かぼちゃ きゅうり すいか ズッキーニ 防除 メロン

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