課題名 |
多角的アプローチによる加工需要にマッチするはだか麦新栽培体系の開発 |
研究機関名 |
広島県立総合技術研究所農業技術センター
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研究分担 |
生産環境・栽培技術
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研究期間 |
新H22~24 |
年度 |
2010 |
摘要 |
排水不良の圃場において,夏季代かき・落水によって土壌亀裂を発生させ,麦を不耕起栽培した。その結果,土壌表面が硬く,播種時にトラクターの重さで亀裂の潰れる程度が小さかった圃場では,播種前後に40mmの降雨が2度あっても,表面排水が良好で,小麦の苗立率や収量は慣行より高かった。しかし,土壌亀裂の発達が劣り,土壌表面が柔らかかったため播種時に亀裂の潰れる程度が大きかった圃場では,表面排水は悪く,小麦の苗立率や収量は低かった。 小麦を用いた耕起栽培において,肥効調節型肥料を播種溝に全量基肥施用したLPS30区とLPS40区は,慣行分施区と比べて子実タンパク質含有率は同等以上,収量は約1.2倍であった。肥効調節型肥料を小麦より生育期間が短いはだか麦に使用する場合,高タンパク質化による硝子率の増加を防止するため,LPS30が適すると考えられた。 3.中山間地向けはだか麦品種の現地選定 標高224mの農技センターと標高380mの世羅町において品種選定試験を行った結果,「さやかぜ」と比べて,早播き,普通期播きともに,外観品質が優れ,黒節病の発生が少ない「マンネンボシ」および「ユメサキボシ」を再検討とした。
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カテゴリ |
肥料
加工
小麦
栽培体系
中山間地域
播種
はだか麦
品種
不耕起栽培
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