課題名 |
簡易LPS抽出キットで作製したELISAによる畜産物生産農場のサルモネラ疫学調査 |
研究機関名 |
沖縄県家畜衛生試験場
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研究分担 |
細菌
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研究期間 |
継H21~23 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:2008年、と畜検査において県内で初めてSalmonella Choleraesuis による豚サルモネラ症が摘発された。サルモネラのうち Dublin、Enteritidis、Typhimurium及びCholeraesuis の4血清型は家畜・家きんの届出伝染病に指定され、人獣共通感染症の病原体でもあるため、と畜検査、食鳥検査及び鶏卵で分離された個体は廃棄対象となっている。 畜産物の安全確保及び安定供給のため、生産農場における感染時期や浸潤状況等の疫学を調査し防疫対策を講ずる必要があるが、菌分離及び分離菌の血清型別では臓器や腸内容を材料とした培養を繰り返す必要があるため、検査に時間とコストがかかり多検体処理には適さない。そのため、多検体処理に適し、血清を検体とするELISAを自作してコストと労力を抑え、広範な抗体検査によりサルモネラが分離された生産農場の疫学を調査し、防疫対策に資する。 計画:1.ELISA作製・検査。2.菌分離・血清型別。3.血清採材。4.疫学解析。
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カテゴリ |
コスト
鶏
肉牛
豚
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