課題名 |
リンゴジュース粕、トウフ粕および飼料用米を利用した高品質豚肉生産技術の開発 |
課題番号 |
2011018423 |
研究期間 |
2010-2014 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)肥育後期豚にトウモロコシ及び大麦の代替として乾燥リンゴジュース粕を20%配合した飼料を給与することにより、発育はやや遅れ、飼料要求率も上昇した。肉質はドリップロスが多い傾向であったが、官能評価では甘味及び旨味の強さが良好となった。以上の結果から、解決すべき課題はあるが乾燥リンゴジュース粕の飼料利用により特徴ある豚肉が生産できる可能性が確認できた。(2)肥育豚に乾燥トウフ粕を前期20%、後期25%利用した肥育飼料を給与したところ、豚脂肪中のオレイン酸が低下し、リノール酸及びリノレン酸が増加し軟脂傾向となった。一方、このトウフ粕利用飼料中のトウモロコシを飼料用米で代替し、その配合割合を前期40%、後期50%とした飼料を給与した結果、豚脂肪中のオレイン酸割合が増加し、リノール酸割合が低下した。このことから、飼料原料としてトウフ粕を利用する場合には、トウモロコシよりも飼料用米と組み合わせる方が豚脂肪へのトウフ粕の影響が少ないと考えられた。
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カテゴリ |
大麦
乾燥
飼料用米
とうもろこし
豚
りんご
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