課題名 | 食糧自給率向上と高品質安定生産を実現する小麦・大麦品種の育成と普及促進(秋まき小麦) |
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研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場 |
研究分担 |
麦類グループ |
研究期間 | 新 、H23~25 |
年度 | 2011 |
摘要 | a 試験目的:寒地向け中華めん用小麦等の品種化と、品種化後の速やかな普及に向け、有望系統の諸特性を明らかにする。 、 b 試験方法:小麦新品種育成に関する試験方法要綱および小麦品質検定方法による。供試面積100a。 、 c 成績の概要:「北見85号」は「キタノカオリ」と比べて成熟期は2~3日早く、穂数は少なく、倒伏程度は同程度に少なく、収量性は同程度~やや少ないことを明らかにした。原粒灰分・原粒蛋白は「キタノカオリ」並に高く、製粉歩留、ミリングスコアは「キタノカオリ」と同程度で、中華めん適性が「キタノカオリ」と同程度に優れることを明らかにした。 、 生育特性に関して、「北見85号」の生育中の茎数推移が全体に「きたほなみ」より少ないことを明らかにした。また、播種期・播種量・施肥量等の栽培条件が生育に与える影響を検討し、収量、蛋白含量向上には施肥を増やした処理が最も効果が高いことを明らかにした。 、 有望系統として「北見85号」、「北見86号」、「北見87号」の3系統と8標準・比較品種を生産力試験に供試した。各地の奨励品種決定調査と合わせて検討した結果、供試した3系統ともに有望とし、「北見85号」については、北海道農業試験会議(成績会議)に新品種候補として提案、普及奨励事項として認定された。 |
カテゴリ | 大麦 寒地 小麦 栽培条件 新品種 新品種育成 施肥 播種 品種 |