次世代農業を支える品種開発レボリューション事業(秋まき小麦)

課題名   次世代農業を支える品種開発レボリューション事業(秋まき小麦)
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場
研究分担 麦類グループ
研究期間 新 、H23~26
年度 2011
摘要  a 試験目的:耐病性および耐穂発芽性など障害抵抗性を具備した良質・多収品種を育成する。
、 b 試験方法:小麦新品種育成に関する試験方法要綱および小麦品質検定方法による。供試面積200a。
、 c 成績の概要:
、 (a) 品種に関する試験:品種保存として270品種・系統を栽植し、特性を調査した。
、 (b) 交配およびF1養成:153組合せの交配と採種を行い、119組合せのF1の養成および採種を行った。F1の次年度取扱いは、38組合せを個体選抜、57組合せを集団養成、13組合せを雪腐病集団淘汰、残りを廃棄とした。
、 (c) 個体選抜:F2~F3の43組合せ253,000個体を栽植し、圃場選抜 (42組合せ、48,720個体(穂))の後に穂発芽検定および外観調査などを行い、42組合せ5,039個体(または穂)を選抜した。
、 (d) 系統育種法による系統選抜および育成:F3世代14組合せ1,576系統を栽植し、圃場での形質および穂発芽検定の結果などから、14組合せ176系統を選抜した。F4以降36組合せ262群770系統を栽植し、圃場での形質および穂発芽検定の結果などから、16組合せ127系統を選抜した。
、 (e) 集団養成:105組合せ(うち22組合せは雪腐黒色小粒菌核病菌を接種した集団淘汰)を養成した。次年度の取扱いは、46組合せを継続、17組合せを穂別系統、3組合せを個体選抜、16組合せを雪腐病集団淘汰、1組合せを赤かび病集団淘汰、残りを廃棄とした。
、 (f) 集団育種法による系統選抜および育成:系統選抜1年目8組合せ747系統を栽植し、圃場での形質および穂発芽検定の結果などから、8組合せ92系統を選抜した。系統選抜2年目以降67組合せ141群428系統を栽植し、圃場での形質および穂発芽検定の結果などから、23組合せ98系統を選抜した。
、 (g) 派生系統育種法による系統選抜および育成:系統選抜1年目38組合せ3,854穂別系統を栽植し、圃場での形質および穂発芽検定の結果などから、35組合せ491系統を選抜した。系統選抜2年目以降43組合せ1,244群2,562系統を栽植し、圃場での形質および穂発芽検定の結果などから、39組合せ440系統を選抜した。
、(h) 半数体育種法による系統選抜および育成:系統選抜2年目以降6組合せ7群35系統を栽植し、圃場での形質および穂発芽検定の結果などから、4組合せ5系統を選抜した。
、 (i) 特性検定試験:耐寒性(北見農試37品種系統)、雪腐大粒菌核病(北見農試39)、雪腐小粒菌核病(褐色小粒:上川農試421、黒色小粒:北見農試46)、紅色雪腐病(北見農試57)、褐色雪腐病(中央農試遺伝資源部106)、耐病性(コムギ縞萎縮病:中央農試403、赤さび病:中央農試85、赤さび病・うどんこ病:北見農試389、赤かび病(接種検定:北見農試435、DON蓄積性検定:十勝農試29))および耐穂発芽性(十勝農試289、北見農試145)、強稈性(北見農試5)について実施した。
、(j) 生産力検定予備試験および小規模生産力試験:406系統+標準・比較2~5品種を21セットの試験区に分け、反復なし~4反復で実施し、107系統を選抜した。生産力検定予備試験の次年度の取扱いは、5系統を継続とし、1系統に地方番号を付与、残りを廃棄とした。小規模生産力試験の選抜系統から9系統に新たに北系番号を付した。
カテゴリ 育種 萎縮病 遺伝資源 うどんこ病 小麦 新品種育成 耐寒性 抵抗性 品種 品種開発

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