課題名 | 麦類における有用遺伝子の同定・機能解明と品種改良に向けたDNAマーカーの開発 TRG1009 小麦粉の色相および製粉性に関する遺伝子の同定 |
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研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場 |
研究分担 |
麦類グループ |
研究期間 | 新 、H23~24 |
年度 | 2011 |
摘要 | a試験目的:「きたほなみ」の良粉色に関与する染色体領域をアソシエーション解析によって同定する 、 b試験方法 、 (1)育種母本、有望系統および品種からなる66品種系統を「品種パネル」として供試し、製粉性・粉色等を調査。 、 (2)「きたほなみ」を片親とした交雑後代2組合せ63系統を供試し、生産物の製粉性と粉色の測定を行った。 、 (3)本研究で見いだされた遺伝子領域の効果を把握するため、各領域に関する置換系統の開発に着手した。交配2組合せを実施。 、 c 成績の概要: 、 (1)北見農試では、「きたほなみ」系譜からなる「品種パネル」および「きたほなみ」を片親とした分離集団2組合せを栽培し、生育調査を行った。サンプルは、北見農試上記生産物と、東北・長野で栽培された「品種パネル」産物、計199点について、ブラベンダー製粉を行い、製粉歩留とA粉の粉色を調査した。 、 (2)原粒と製粉産物は、子実胚乳色・DNA解析、蛋白・灰分測定用に、東北農研および長野県農試に送付した。 、 (3)東北農研でのアソシエーション解析から、「きたほなみ」の系譜材料や有望系統の遺伝子型を考慮して、A粉a*値では2Bおよび5B、製粉歩留では3A、3Bおよび3D染色体上の要因が有力な候補領域であると考えられた。 、 (4)北見農試交配の2組合せの交配種子はは、2011年9月に北見農試圃場に播種した。 |
カテゴリ | 育種 小麦 DNAマーカー 播種 品種 品種改良 ラベンダー |