課題名 | 寒冷地における直播活用等による飼料用米低コスト多収生産技術の確立 |
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研究機関名 |
山形県農業総合研究センター |
研究分担 |
土地利用型作物部 |
研究期間 | 継H22~26 |
年度 | 2011 |
摘要 | 飼料用米栽培において、コスト低減のため、堆肥や単肥を連用した直播による収量性の評価や他の栽培技術との比較検討を行う。また、大豆後作の地力窒素を有効利用した栽培技術について検討する。 、 ふくひびき、べこあおばは、復元田に0.5kg N /a の施肥量の試験区を設けた以外は、諸条件において1.2~1.6 kg N /a の施肥量で栽培した。収量(粗玄米重)の範囲は72~103 kg/aであり、施肥量に応じた高い収量が得られた。山形糯110号は、乳苗移植でのみ試験を行った。総施肥量を0.8または1.0 kg N/a として施肥量を抑えたが、全面倒伏した。粗玄米重は77~81kg/a であった。 、 ふくひびき、べこあおばでは、乳苗移植栽培や湛水直播栽培で、牛糞堆肥(0.2 t/a)と窒素単肥(1.4~1.5 kg N/a)を組み合わせた多肥栽培によって 80 kg/a 以上の収量(粗玄米重)を安定して 得られる。また、窒素単肥による湛水直播栽培(総施肥量1.4 kg N/a 程度)では、基肥として全層施肥に側条施肥を併用することによって、初期茎数の増加を促進し、早い段階で必要茎数を確保した上で、80 kg/a 以上の粗玄米重を得られる。 、 中山町の現地において低コスト多収栽培の実証を目的として、湛水直播、無コーティング籾と窒素単肥でふくひびきの栽培試験を行った。粗玄米収量は86 kg/a に達し,立毛乾燥を行ったところ、収穫直前には17%まで水分が低下した。 、 |
カテゴリ | 乾燥 栽培技術 直播栽培 飼料用米 施肥 大豆 低コスト |