課題名 |
健康機能性成分を付加した食肉加工品の開発 |
研究機関名 |
富山県農林水産総合技術センター
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研究分担 |
食品加工課
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研究期間 |
新H23~25 |
年度 |
2011 |
摘要 |
県産豚を原料とした健康機能に優れた食肉加工品を開発する。今年度は、健康機能成分であるγ‐アミノ酪酸(GABA)を高含有する非加熱発酵ソーセージの製造を試みた。「ますずし」,「かぶらずし」より分離したGABA生成乳酸菌Lactobacillus brevis 0910,Lactobacillus buchneri 1001をスターターとして用いて、非加熱発酵ソーセージを製造し、GABA含量およびその風味等の品質について、通常、発酵ソーセージのスターターとして利用されているLactobacillus plantarumを用いたものとの比較検討を行った。その結果、L. plantarum 区ではGABAの生成は認められなかったのに対し、L. brevis 0910区およびL. buchneri 1001区で乾物100gあたりそれぞれ600mgおよび3000mgのGABAが生成が確認された。このGABA量は生理機能の発現に十分と考えられる量であった。また、L. plantarumに比べ、生成する乳酸量が少なく、GABA生成に伴うpHの上昇もあり、酸味が少なく、食べやすい発酵ソーセージとなった。
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カテゴリ |
加工
かぶ
機能性成分
豚
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