課題名 | 飼料用米等水田作を活用した乳牛の飼養管理技術の開発 |
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研究機関名 |
長野県畜産試験場 |
研究分担 |
酪農肉用牛部 |
研究期間 | 継H22~26 |
年度 | 2011 |
摘要 | 目的:飼料用米の泌乳牛における飼料特性を解明し最適な配合割合を検討するとともに、トウモロコシサイレージと乾草の代替として高消化性スーダン型ソルガムサイレージ、ビール粕等を用いた自給飼料多用型発酵TMRを調製し、高泌乳と適正な繁殖サイクルを維持できる飼料給与メニューを開発する。 、成果:飼料用米の加工形態の違いが第一胃内消失率に及ぼす影響を解明するため、ナイロンバッグ法により泌乳期別の第一胃内消失率の調査を行った。その結果、玄米を粉砕・圧ぺん加工することで消化性が向上し、泌乳牛の飼料として利用できることが明らかとなった。また、飼料用米の配合割合が産乳性に及ぼす影響を解明するため、泌乳中後期の乳牛12頭を用いて分離給与による飼養試験を実施した。その結果、配合飼料を自宅で調製し分離給与している酪農家において、圧ぺん加工した飼料用玄米を40%混合した配合飼料を利用することで、日乳量30kg程度の泌乳中後期牛の飼養管理を行うことが可能であると考えられた。 |
カテゴリ | 加工 飼育技術 飼料用米 飼料用作物 水田 ソルガム トウモロコシサイレージ 乳牛 繁殖性改善 |