| 課題名 | ヒノキ材の品質安定に向けた乾燥技術の向上 |
|---|---|
| 研究機関名 |
高知県立森林技術センター |
| 研究分担 |
資 源 利用課 |
| 研究期間 | 完H21~22 |
| 年度 | 2011 |
| 摘要 | 目的:最近の厳しい経済情勢により木材価格の低迷が長期化しており、特にヒノキの製品価格の落ち込みは深刻な問題となっている。そこで、乾燥前後のデータ収集・調査分析により技術的な問題点を把握し、それを解決するための改善型の乾燥スケジュールを構築することなどにより、付加価値が高く品質の安定したヒノキ製品の生産を目指す。 、成果:(1)高温セット処理の処理時間が長くなれば、処理後の含水率は低くなり、処理後の材表面割れの最大割れ幅は小さくなるが、内部割れは大きくなる傾向を示した。(2)高温セット処理後の天然乾燥中の含水率変化をみると、処理後2~4週間は含水率が上昇し、その後緩やかに減少する傾向を、また厚さ方向含水率分布の変化は、経過時間が長くなるほど表面と中心の含水率差は減少する傾向を示したことから、組み合わせ乾燥によって、仕上がり品質の向上が期待できることが認められた。(3)高温セット処理条件を3種類設定して乾燥試験を行い、乾燥経過や仕上がり状況を測定し、その特性から適正な乾燥条件を検討した結果、仕上がり時の平均含水率はすべて11~12%で良好な仕上がりであったが、乾球温度を120℃一定にした条件の方が所要時間を1日短縮することができた。材表面割れや内部割れの発生状況や、長さ方向や厚さ方向の含水率分布には大きな違いは認められなかった。(4)ヒノキ柱材の乾燥方法として、高温蒸気式乾燥法の前処理技術である高温セット処理と天然乾燥を組み合わせた方法と、高温蒸気式乾燥法の2種類を適用して試験を行い、それぞれの乾燥特性を明らかにするとともに、適正な処理条件や乾燥期間等を見出し、より品質の安定した乾燥柱材の生産が可能となった。 、 |
| カテゴリ | 乾燥 |