課題名 | 主要作物の品質を含めた作況と災害対策試験 |
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研究機関名 |
佐賀県農業試験研究センター |
研究分担 |
作 物 |
研究期間 | 継H13~ |
年度 | 2011 |
摘要 | 目的:本県の主要品種を標準栽培し、気象による生育反応を解析し、その年の作柄を推定するとともに、水稲・麦・大豆作指導の資料とする。 、成果: 、(1)水稲では梅雨明け以降の天候が良く、分げつも多くなった。「夢しずく」や「ヒノヒカリ」はm2当籾数が多く、千粒重も高く、「ヒヨクモチ」ではm2当籾数が少なかったが、登熟歩合と千粒重が高くなった。本県の10a当たり収量は531kgで作況指数101の「平年並み」となり、品質も良好であった。 、(2)大豆は発芽不良や不揃いになった圃場が多く、草丈は低く、生育ステージもやや遅かったが、生育後半は適度な気温と降雨により生育が回復し、登熟は良好であった。倒伏はほとんどなく、10a当たり229kg(平年比113%)の多収で、品質も良好で、大粒率は昨年を大きく上回った。 、(3)麦では、12月の降雨の影響で苗立ちが低下し、低温傾向で推移したため、平年に比べ生育は遅く、草丈は低く、茎数はやや少なく推移した。生育の遅れと併せて出穂期も遅くなり、小麦・大麦ともに収穫期頃の降雨により、倒伏や穂発芽等が発生し、作柄(収量・品質)は大きく低下した。 、(4)それぞれの生育状況を把握し、栽培管理に指導のために情報提供を行った。 |
カテゴリ | 栽培技術 大豆 発芽不良 品種 もも |