課題名 | 農作物病害虫診断試験 |
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研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場 |
研究分担 |
生産環境グループ |
研究期間 | 継 、S50~ |
年度 | 2012 |
摘要 | a 試験目的:栽培法の変化や品種の変遷の他、農業立地環境の変動によって生ずる農作物の突発性生理障害を早期に診断して、適正な対策を講じ、被害を最小限にとどめる。 、b 試験方法:農業改良普及センタ-、農協および農家などからの診断依頼に対し、生育状況の調査および化学分析を実施し、原因を究明した。結果は依頼者に通知するとともに、必要な対策は関連機関と協議した。 、 c 成績の概要:本年度は7作物(本わさび、ねぎ、てんさい、馬鈴しょ、しそ、おうとう、秋まき小麦)で7点の診断依頼があった。そのうち、本わさびはニッケル過剰症あるいはマンガン欠乏症が疑われた。ねぎは低pH、ホウ素過剰などに起因する障害と推定された。てんさいは石灰質資材の散布ムラがあり、生育不良箇所はpHが低く、加給態窒素、有効態リン酸の不足が懸念されるとともに、潜在的な銅欠乏症の発生が危惧された。ばれいしょはマンガン過剰症が疑われた。しそは追肥で施用した硫安の付着による肥料焼けと推定された。秋まき小麦は塩基バランスの不良に伴う苦土欠乏が疑われた。おうとうについては、台木に問題があり、栄養障害が直接的な原因ではないと診断された。 |
カテゴリ | 肥料 おうとう 害虫 しそ 生理障害 台木 てんさい ねぎ ばれいしょ 品種 わさび |