課題名 | しがの米麦新品種生産技術確立事業 |
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研究機関名 |
滋賀県農業技術振興センター |
研究分担 |
栽培研究部 |
研究期間 | 継H23~25 |
年度 | 2012 |
摘要 | 目的:収量品質食味が高く、温暖化にも対応できる米の新品種について栽培技術を確立する。また、実需者ニーズに即した高品質麦の安定生産のため、製粉会社等による県内産小麦の加工適性評価を行い、新品種の計画的な拡大や栽培技術の改善に資する。 、成果: 、1)県育成品種の極良食味・高品質安定生産技術の確立 、「滋賀73号(みずかがみ)」については、官能食味は、「コシヒカリ」、「キヌヒカリ」並みであった。食味指標の玄米タンパク質含有率は、穂肥施肥量が増加すると高くなるため、湖辺粘質地帯では、基肥4kgN/10a-穂肥3kgN/10aの施肥量が適切であった。また、得られた成果に基づいて、「環境こだわり栽培基準の栽培マニュアル」を作成した。 、2)小麦の加工適性評価と高品質多収技術の現地評価 、「さとのそら」では、穂数は基肥重点区で多く精子実重も重かった。製粉分析では、歩留まりは追肥重点区で高く、その他の項目で基肥重点区との差は小さかった。製めん性評価では、「さとのそら」は「農林61号」と比べて、外観は劣ったがめん色や粘弾性で勝っており、総合評価も高かった。 |
カテゴリ | 加工適性 高品質多収技術 小麦 栽培技術 新品種 施肥 品種 良食味 |