課題名 | 茶園における温暖化対策技術の開発 |
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研究機関名 |
滋賀県農業技術振興センター |
研究分担 |
茶業指導所 |
研究期間 | 継H24~26 |
年度 | 2012 |
摘要 | 目的:温暖化に対応する茶園管理技術として、夏期の干ばつ対策技術を確立する。また、干ばつ条件下で実施可能なうね間深耕技術を開発する。さらに、クワシロカイガラムシ発生予測についての再構築を行う。 、成果:pF3.0以上の土壌水分では茶樹の生理機能が低下し秋芽の生育が劣った。生理機能では、気孔コンダクタンスが土壌水分と最も相関が高かった。降水量を元にした土壌pFモデル式を作出した。かん水位置はうね間および全面かん水が、かん水後の生理機能、生育が優れた。干ばつ時の深耕は、処理前の土壌乾燥により生理機能に影響が見られた。8月処理(高温寡雨条件下)と10月処理では、12月のうね間根量に差が認められなかった。クワシロカイガラムシ発生予測では、6~8月の平均気温の上昇および30℃以上の気温の増加が、第2世代のふ化最盛日の遅延に影響することが示唆された。第2世代の予測では、メッシュ気温による予測の精度は低かったが、茶株内温度による予測の精度は高かった。さらに、複数の地域で高温補正することにより予測精度が高くなった。また、飼育試験から30℃以上で発育遅延が起こることが確認できた。 |
カテゴリ | 温暖化対策 乾燥 管理技術 深耕技術 茶 |