課題名 | 高温乾燥における高温低湿処理後の乾燥条件の検討 |
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研究機関名 |
奈良県森林技術センター |
研究分担 |
木材利用課 |
研究期間 | 完(H22~24) |
年度 | 2012 |
摘要 | ○目的:製材品の高温乾燥における内部割れの発生や、材色変化の問題は、ユーザーの不安や外見(見かけ)に対する不満を招き、高温乾燥材の普及を図る上で大きな妨げとなっている。本研究では、スギ柱材を対象として、乾燥工程における、高温低湿処理後の温湿度条件が内部割れの発生および材色変化に及ぼす影響を明らかにし、より高品質な製品が得られる高温乾燥条件を明らかにすることを目的とする。 、○計画:(22年度)高温低湿処理を施したスギ柱材を、天然乾燥に移行して、処理直後と天然乾燥後の内部割れ発生量および材色変化を調査する。(23~24年度)高温低湿処理後の乾燥において、幾通りかの温湿度条件を設定することで、内部割れの発生を抑制して、かつ材色変化も少ない条件を明らかにし、奈良県産スギ材に最も適した高温乾燥スケジュールを確立する。 、○期待される成果:得られた成果(適正高温乾燥条件)を技術指導等で現場に普及させることにより、奈良県産材の持つ形質の良さを損なわない高温乾燥材の生産が期待でき、スギ製材品の需要拡大に寄与できる。 、○成果の受け渡し先:県内製材業、木材加工業等 |
カテゴリ | 加工 乾燥 需要拡大 |