精液の保存性向上試験

課題名 精液の保存性向上試験
研究機関名 鳥取県農林総合研究所中小家畜試験場
研究分担 養豚研究室
研究期間 継24~26
年度 2012
摘要 目的:人工授精(以下AI)は、コストの削減と省力化に有効であり、県内の75%の養豚農家に取り入れられている。農家から液状精液の長期保存の要望があり,液状精液の保存性を向上させる試験を行う。
、計画:(1)精液を採取後、希釈液と混合したものを対照区、添加剤(スクアレン及び乳化剤であるホスファチジルコリン)を加えたものを試験区として、精子の活性(精子生存指数)を観察する。(2)凍結精液の解凍時手技の簡便化として、凍結精液を封入する際に使用するプラスチックボールをゼリーに変更した場合の凍結精液に与える影響を調べる。
、成果:(1)3週間後の精子の運動性は試験区が対照区よりも良好で、両液を混合するよりも、ホスファチジルコリン単体を混合した方が長期保存に適する可能性が示唆された。(2)精子の運動性を調べたところ、精液活性に問題が無く、凍結精液の手技の簡略化が可能であることが分かった。
、 今後は、豚のAIに用いる液状精液の使用の期間を延長する技術の検討を行う。特に種雄豚への添加剤(Lカルニチン等)給与試験を行い、精液活性の向上を図る。また、夏場の気温上昇による液状精液の品質低下を防止するため利用者に配送する輸送方法についての検討も行う。
カテゴリ コスト 省力化 輸送

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