課題名 | 水耕ネギ根腐病防除技術の開発 |
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研究機関名 |
広島県立総合技術研究所農業技術センター |
研究分担 |
生産環境研究部 西部工技C |
研究期間 | 完H22~24 |
年度 | 2012 |
摘要 | 培養液のpHが遊走子形成数,感染,ネギ生育に及ぼす影響を調査した結果,培養液のpHを4.0~4.5で管理することで,ネギ生育への影響が少なく,根腐病の遊走子形成を抑制し感染を低減できると考えられた。 、 オゾン水による培養液の殺菌には,オゾンをマイクロバブル化し溶存オゾン濃度を0.2ppm以上とする方法が有効であった。圃場においてオゾン水を連続処理すると感染は抑制できたが,ネギ根の伸長抑制がみられた。間断処理をすることで生育抑制は軽減できたが,栽培圃に感染株があると感染を抑制できなかった。このことから,培養液に0.2ppm以上のオゾン水を間断処理することで,感染後には対応できないが,予防的に培養液を殺菌できると考えられた。 、 定植パネルの簡易な殺菌方法を検討した結果,暖房機による24時間以上の送風乾燥,およびハウス内でパネルをビニルで密封し半日~1日太陽熱消毒することで,次作のネギ根腐病の感染株率を10%以下に低減でき,簡易な殺菌方法として利用可能と考えられた。 |
カテゴリ | 乾燥 栽培技術 ねぎ 根腐病 防除 |