| 課題名 | 公共建築物の木造化及び木質化の促進に関する研究 |
|---|---|
| 研究機関名 |
高知県立森林技術センター |
| 研究分担 |
資 源 利用課 |
| 研究期間 | 完H23~24 |
| 年度 | 2012 |
| 摘要 | 目的:公共建築物の木造化を図るうえでは、「建築区域」「建築物の規模」「建築物の用途」によって複雑に存在する、様々な基準や法制度を満たすことや、発注者や設計者に、木造建築に関する十分な情報、知識、経験が求められることなどが「公共建築物の木造化」への妨げとなっている。本研究では、県内の既存公共建築物や周辺の木製工作物について現況を調査し、建築物の耐久性やメンテナンス性の向上に関する工夫点や不具合等の発生状況など、建築物に関する情報を整理するほか、建築物の用途ごとに法制度などの規定を整理する。 、成果:構造材に使用されている柱の主要な断面は、いずれも150mm角以上であり、乾燥による収縮が原因と思われる割れや壁との間に隙間が多く認められた。いずれも施工後に発生したと思われ、施工時の木材の含水率が高かったことが推測される。 、内装材は主に床、建具、壁の3箇所に木材が多用されており、床が最も木質化が進んでいた。床は劣化の激しい箇所であるが、圧密加工や新しい塗装方法によって劣化への対策がなされており、机や椅子の移動が頻繁に行われる教室の床でも、劣化がほとんど認められなかった。建具の木質化については、木材の収縮における変形などの不具合に対する対策が必要となる。また、建具の取り付け方法も建物によって様々であるため、不具合の程度に大きな差がある状況だった。 、 外装材は透明系塗料が全体の67%を占めることから、木造建築では木材本来の色合いが好まれる傾向にあるが、調査段階で透明系塗料を採用した建物で木材本来の色合いを保っている建物は少なく、紫外線劣化によって退色しているのが現状である。経年変化による色の変化は意匠的には好みが分かれるが、その後の腐朽においては不利になるため、メンテナンスを含めた耐久設計が重要となる。 |
| カテゴリ | 加工 乾燥 |