課題名 | ア 林木遺伝資源の収集、保存及び配布 |
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課題番号 | 2012020494 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
栗延晋 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2012 |
摘要 | <研究内容> 貴重な林木遺伝資源及び育種素材の確保のため、スギ等の育種素材として利用価値の高いもの、シバタカエデ等の絶滅危惧種・天然記念物等で枯損の危機に瀕しているもの、その他森林を構成する多様な樹種について、概ね1,200点を探索・収集する。また、生息域内外における林木遺伝資源の適切かつ効率的な保存に努め、増殖・保存した遺伝資源については、その特性の評価を行うとともに、配布に活用する。 <成果の概要と活用> 育種素材として利用価値の高いスギ、ヒノキ、カラマツ、アカエゾマツ等1,070点、絶滅危惧種・天然記念物等で枯損の危機に瀕しているシバタカエデ、ヤエガワカンバ、ハナガガシ、ヤクタネゴヨウ等185点、その他森林を構成する樹種であるコシアブラ、ヤマモモ、ヤブツバキ等38点、計1,293点を探索・収集した。 さし木、つぎ木又は播種により増殖し、養苗してきた成体(苗木)486点を保存園等に植栽し保存した。また、探索・収集した種子、花粉、DNA704点を適切に温度管理できる貯蔵施設に集中保存した。 遺伝資源保存園等に保存している、スギ、カラマツ、ヤクタネゴヨウ、タイワンオガタマノキ等の多様な樹種を対象として、成体4,162点、種子1,804点、花粉165点、計6,131点について特性調査を実施し成長形質、さし木発根率、種子発芽率等の特性を評価した。 林木遺伝資源の配布については、配布希望に対して利用目的を確認した上で、21件117点の配布を実施した。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 温度管理 かえで 播種 もも |