課題名 | (イ)海洋生態系の把握と資源変動要因の解明 |
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課題番号 | 2012020498 |
研究機関名 |
水産総合研究センター |
研究分担 |
西村明 清水勇吾 清田雅史 小埜恒夫 奥宏海 岡崎雄二 田所和明 永澤亨 日高清隆 木所英昭 長谷川徹 吉田吾郎 塚本洋一 ?須賀明典 酒井光夫 伊藤進一 大下誠二 養松郁子 成松庸二 坂西芳彦 |
協力分担関係 |
東京大学 大学院農学生命科学研究科 独立行政法人国立環境研究所 北海道大学 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2012 |
摘要 | 調査船観測データ等の解析を進め、隣接した栄養段階における生態系要素の連関を把握し、生食食物連鎖(植物プランクトン→動物プランクトン→魚類)とは別にピコ・ナノプランクトンや微生物生産から魚類に繋がる経路の存在を見出すとともに、それに関与するポエキロスト目カイアシ類の分布変動を解析し、食物網構造を考える上でそれらの生物種が重要であることを明らかにした。 東北海区における親潮、黒潮続流の前線位置のデータベース化を進め、親潮前線の季節変動を示すとともに,親潮前線位置を指標として親潮第1分枝先端位置を推定する方法を開発した。日本海の魚類群集の指標種を選定し、魚類群集構造が1980年代末のレジームシフト及び1970年代初めのエルニーニョ・南方振動に対応して変化したことを見出すとともに、黒潮域及び親潮域との応答の違いを明らかにした。 潮域、黒潮域、東シナ海で低次生態系及び二酸化炭素分圧モニタリングを継続するとともに、温暖化が日本海及び太平洋での餌料生産、魚類の分布・回遊に及ぼす影響予測を進めた。 マダラの年齢と産卵時期との関係を明らかにするとともに、重要資源の生物特性と環境との関係についてデータ収集・蓄積を継続して解析を進めた。TAC対象魚種系群の資源変動要因についても、データの収集・解析、モデルの開発・改良等を計画通り実施した。 太平洋及び日本海スルメイカ、太平洋、日本海及び対馬暖流系浮魚類、サンマ並びに瀬戸内海東部カタクチイワシに関する漁況予報、及び東北海区、太平洋、日本海、東シナ海・九州周辺海域における海況予報を実施した。スルメイカ冬季発生系群加入量、黒潮域中長期海況、瀬戸内海カタクチシラス加入量予測精度向上のための海況予測モデルの改良及び加入量予測モデルの構築を行うとともに、そのための基礎データの収集の推進並びに海況及び加入量変動の解析を行った。 |
カテゴリ | 管理技術 季節変動 データベース モニタリング |