(イ)沿岸域の漁場環境の保全及び修復技術の開発

課題名 (イ)沿岸域の漁場環境の保全及び修復技術の開発
課題番号 2012020502
研究機関名 水産総合研究センター
研究分担 桑原久実
浜口昌巳
堀正和
高見秀輝
高田宜武
木元克則
阿保勝之
張成年
澁野拓郎
吉村拓
齊藤肇
下田徹
樽谷賢治
松山幸彦
鬼塚年弘
坂西芳彦
内田基晴
辻野睦
村岡大祐
崎山一孝
協力分担関係 北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター
港湾航空技術研究所
愛媛大学南予水産研究センター
独立行政法人国立環境研究所
研究期間 2011-2015
年度 2012
摘要 藻場、干潟及び砂浜について、機能を低下させる要因の解明と人工構築物による環境改変効果の検証を進めた。
藻場を構成するホンダワラ類などの海藻と食害動物(ウニ、イスズミ類など)及び有用動物(メバル、イセエビなど)との相互関係を把握するとともに、海洋環境観測と海藻・海草類の成長量・被度等のデータを自動発信するシステムの技術開発を進めた。
干潟については、稚魚や未成魚の食性を把握し、アサリ等二枚貝類の採卵及び幼生の飼育手法を開発した。
開放性砂浜域でのチョウセンハマグリ等二枚貝類及びスズキ等の稚仔等の分布特性を把握するとともに、海浜変形モデルの改良により養浜事業等の事例に概ね良好に適用可能であることを確認した。
沿岸域における環境要因、低次生態系の実態解明を進めるため、流動モデルの精度向上を図り現地観測結果と併せて検討した結果、栄養塩類の動態及び一次生産量とマクロベントス現存量との間には砂質または泥底等の底質条件が複雑に関係することを見出した。また、沿岸海水の二酸化炭素分圧(pCO2)の日周変化を把握して飼育環境中での再現への基礎データを取得するとともに、高pCO2環境による沿岸性貝類等の殻形成への影響を予備的に把握した。
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