業務用野菜・畑作物を核とした大規模畑輪作生産システムの確立

課題名 業務用野菜・畑作物を核とした大規模畑輪作生産システムの確立
課題番号 2012020337
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 辻 博之
協力分担関係 Syngenta社
SESVanderHave社
ホクレン
北糖
日甜
道総研
生研センター
園芸工学
研究期間 2011-2015
年度 2012
摘要 ソイルコンディショニング栽培体系に関しては、a)全粒種いも生産について、ジベレリン処理による塊茎数増加効果を「はるか」、「男爵薯」、「こがね丸」で認めた。b)生育初期の相互遮蔽を少なくする栽植様式によりバレイショの増収を目指した試験において、広畝多条栽培は生育前半の乾物生産量を増やし、規格内収量は「トヨシロ」、「きたひめ」ともに、慣行栽培に比べて約25%増加したことから、生産物当たりの生産コストを大幅に低減する手段として有効であった。
葉根菜類の省力生産技術体系の開発に関しては、a)生育不安定要因である雑草の除草剤感受性を明らかにし、除草剤と機械除草の組み合わせによって相互の効果を補完できた。一方、タマネギ新規導入畑で問題となる病害は認められなかった。b)タマネギの直播栽培では、播種条下への過リン酸石灰の局所施用により生育が促進され増収し、移植と同等以上の収量が得られることを、圃場試験でも確認できた。また、堆肥施用によるリン酸資材の減肥の可能性を示唆した。c)テンサイでは、黒根病等3病害に抵抗性の「北海101号」の現地試験では、直播栽培において抽苔株の発生が認められず、直播栽培による普及に向けて良好な結果を得た。また、高糖分品種「アマホマレ」を農林認定申請することが決定した。
寒地の大規模畑・野菜輪作体系の確立に関しては、十勝管内の慣行作業調査から、収穫準備段階の時期に許容される雑草密度は1,000本/10a弱と推定し、直播タマネギの輪作導入適否を判断する指標の一つになることを示唆した。
カテゴリ 病害虫 寒地 コスト 栽培体系 雑草 直播栽培 除草 除草剤 水田 たまねぎ 抵抗性 てんさい 播種 ばれいしょ 品種 輪作 輪作体系

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