課題名 | 業務・加工野菜の安定供給に向けた夏秋期生産技術の開発 |
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課題番号 | 2012020339 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
山崎篤 |
協力分担関係 |
岩手農研セ 山形県庄内産地研 富山県農技セ 弘前大 岩手県二戸普及センター 富山県広域普及指導センター 全農 営農・技術センター 青森産技センター野菜研究所 (株)ヤンマー |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2012 |
摘要 | 寒冷地におけるタマネギ等野菜類の新たな作型の開発に関しては、秋まき用及び春まき用の10品種を2月中旬から2週間おきに3回播種した試験により、適切な播種時期及び及び品種を選択することで300g前後のりん茎を生産できる春まき作型が東北でも成立しうることを再確認した。また、黒ボク土でのリン酸施肥法としては、過リン酸石灰又は重焼リンの30kg/10aの施用が適切であった。 露地野菜の干害・湿害回避技術に関しては、a)ニンジンについて、春まき栽培の場合、播種直後に地下水位を一時的に上昇させることによって発芽率が向上し、その後は地下水位を-40cm一定とすることで、平成24年度の6~8月の少雨条件下でも、裂根率が低下して増収することを明らかにした。b)大型ポット試験により、地下水位制御によるタマネギとブロッコリーの生育様相について土壌タイプ別に調べ、タマネギでは、少雨条件下での地下灌漑の球重増加効果を黒ボク土だけでなく灰色低地土でも確認し、また平年並み降水量でもその効果が大きいことを確認した。 |
カテゴリ | 業務加工野菜 湿害 水田 施肥 たまねぎ にんじん 播種 品種 ブロッコリー 輪作 |