課題名 | 耕畜連携による水田の周年飼料生産利用体系の開発 |
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課題番号 | 2012020349 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
佐藤健次 |
協力分担関係 |
栃木県塩谷南那須農業振興事務所 秋田県農林技術センター 茨城県農業総合センター |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2012 |
摘要 | 耕畜連携による水田の周年飼料生産利用技術に関しては、a) 関東地域の飼料用稲麦二毛作体系における飼料用稲乾田直播栽培について、5月末の乾田播種に「関東飼糯254号」及び「ホシアオバ」を導入することにより、10月上旬に収穫可能な黄熟期に達し、全刈り乾物収量は1.0t/10aを上回ることを確認した。また、オオムギ品種「さやかぜ」の導入において11月上旬に基肥4.2kg/10aとし、追肥3.4kg/10a(標準)、5.1kg/10a(多肥)とした場合に全刈乾物収量がそれぞれ約750kg/10a、約800kg/10aと追肥の増量によりやや増収することを明らかにした。b) 関東地域の平坦地水田において、六条オオムギを11月上旬に播種すると、5月中旬に発酵粗飼料としての収穫・調製が可能となり、収穫機械を飼料用稲と共用可能な周年粗飼料生産体系を構築でき、約1.8t/10aの高い年間全刈り乾物収量を得た。c) 飼料用稲収穫跡の飼料用ムギ混播栽培において、堆肥散布、肥料散布後の耕起と整地を省略する簡易播種法で、慣行法に比べ作業時間を35%削減でき、簡易播種法の収量は慣行法と同等であることを現地実証した。d) 関東地域において、出穂以降のオオムギ中のビタミンE群のトコフェロール含有量は穂より葉に多く、含有量の推移パターンに品種間差があることを明らかにした。 |
カテゴリ | 肥料 乾田直播 収穫機 飼料用作物 水田 二毛作 播種 肥料散布 品種 |