大規模畑作地域における自給濃厚飼料生産利用技術の開発

課題名 大規模畑作地域における自給濃厚飼料生産利用技術の開発
課題番号 2012020351
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 大下友子
協力分担関係 (独)家畜改良センター・十勝牧場
北海道クボタ
ビコンジャパン
(株)IHIスター
ジェネシス美瑛
津別有機酪農研究会
研究期間 2011-2015
年度 2012
摘要 飼料用米やトウモロコシ雌穂(イアコーン)サイレージの生産・利用技術に関しては、a)N施肥水準に対する雌穂乾物重量の反応はトウモロコシ品種によって異なり、いずれの品種においても茎葉中の硝酸態窒素含量は施肥水準が増加するにつれ上昇したが、雌穂ではいずれの施肥水準においても硝酸態窒素は検出されなかった。b)イアコーンサイレージを圧片トウモロコシの代替として泌乳牛に給与した場合、牛乳中の一部のラクトン類が高くなる傾向が認められたが、コーンサイレージ併給時にはその差は認められず、その量は併給飼料の影響を受けることを明らかにした。c)寒冷地における堆肥の低品質化について、厳寒期においても堆肥表層部では温度上昇が認められるが、堆肥中心部では著しい水分含量の上昇と有機物分解阻害が起きることで、堆肥の低品質化が起こることを明らかにし、処理過程での副資材による水分の制御が重要であることを明らかにした。
イアコーンサイレージの酪農経営への導入条件に関しては、テンサイ、コムギ、バレイショ(生食・加工)、豆類を35ha栽培する畑作経営がイアコーンの栽培受託に取り組む条件を経営モデルから試算し、イアコーンの収益性がコムギを超えると導入の可能性があることを示した。一方、労働時間が制約条件となった場合には、イアコーンの受託収益が他の作物より低くても導入される可能性を示した。
カテゴリ イアコーンサイレージ 加工 経営管理 経営モデル 飼料用米 施肥 てんさい とうもろこし 乳牛 ばれいしょ 品種

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