プリオンの異常化機構の解明とBSE等のプリオン病の清浄化技術の開発

課題名 プリオンの異常化機構の解明とBSE等のプリオン病の清浄化技術の開発
課題番号 2012020401
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 横山隆
協力分担関係 アドバンスソフト(株)
北海道立畜産試験場
農業生物資源研究所
医薬基盤研究所
霊長類医科学研究センター
国立感染症研究所
東北大学
九州大学
東北大学
九州大学
研究期間 2011-2015
年度 2012
摘要 プリオン病研究に関しては、a)牛海綿状脳症(BSE)実験的経口感染牛におけるプリオンの動態を明らかにし、骨格筋の筋紡錘に異常プリオンタンパク質が蓄積することを明らかにした。子牛を用いたループ試験ではPrPSc(神経変性を惹起するミスフォールド型のプリオンタンパク質)が微量なことから、消化管からの取り込みを精査できなかった。b)BSE経口感染牛の唾液から世界で初めて、蛋白質異常折りたたみ増幅反応(Protein Misfolding Cyclic Amplification、PMCA)法を用いて異常プリオンタンパク質を検出し、BSEの発症前診断法の可能性を示した。c)我が国では発生が認められていない非定型スクレイピーの羊型遺伝子改変マウスへの伝達に成功し、診断法のための陽性検体を得ることができた。d)牛型遺伝子改変マウスを用いて量的効果を応用してBSEのバイオアッセイを高感度化した。e)シカ型遺伝子改変マウスは脳内接種及び腹腔内接種で慢性消耗病(CWD)プリオンに感受性を示すことを明らかにした。f)スクレイピー羊の実験感染試料及び野外発生材料を用いてPMCA法による異常プリオンタンパク質の超高感度検出法を確立した。g)非定型BSE感染サル由来のプリオンのPMCA法での増幅を可能とし、連続PMCA法の条件の確立の足掛かりを作った。h)BSEの感染性が600℃以上の灰化処理で不活化されることを明らかにした。また、肉骨粉の製造工程を模したイエローグリス加熱処理では、BSEの不活化には180℃・3時間を必要とすることを明らかにした。i)BSEに対する宿主の感受性及び抵抗性の違いは、プリオンタンパク質の内部構造のうちα1-α2及びα2-L4の安定性が影響することをフラグメント分子軌道(FMO)法により明らかにした。j)ブリリアントブルーG(BBG)という色素が異常プリオンタンパク質の蓄積阻害作用を有することを明らかにした。
カテゴリ シカ 抵抗性 羊 防除

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