飼料等の家畜飼養環境の安全性確保技術の開発

課題名 飼料等の家畜飼養環境の安全性確保技術の開発
課題番号 2012020404
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 山中典子
協力分担関係 岩手県
沖縄県
長崎県
大阪市
静岡県
神奈川県
群馬県
国立感染症研究所
鹿児島大学
茨城大学農学部
研究期間 2011-2015
年度 2012
摘要 生産段階における食の安全を確保するための簡易かつ特異性の高い診断手法の開発に関しては、a)サルモネラの血清診断手法について、これまでに開発したマルチプレックスPCRによる手法をより迅速化するとともに、食品衛生検査所での検査に組み込むことで適用性を証明した。現在すでに沖縄県で標準作業書に収載されている。b)腸管出血性大腸菌については、ゲノムから挿入配列の切り出しを促進する因子であるIEEが細菌の増殖や志賀毒素発現にも関与している可能性を示した。c)飼料用トウモロコシでは品種によって罹病感受性及びフモニシン蓄積性に大きな差があり、赤かび病抵抗性品種「きみまる」は、フモニシン蓄積濃度が顕著に低く、東北地方での飼料用品種として有望であることを明らかにした。d)イネではかび毒の蓄積には品種間差よりも、栽培環境により大きな影響を受けること、ムギでは有芒品種と無芒品種で罹病感受性が異なり、無芒品種では開花期にかび毒産生菌胞子を散布してもフザリウム属かび毒は検出されないことを明らかにした。e)マイクロミニピッグにおける有機フッ素化合物の生体内動態を明らかにした。f)牛の不死化肝実質細胞を分化誘導する因子については現在解析中である。一方、当初平成25年度に検討する予定であった培養細胞を用いたフザリウム属かび毒の解析系では、かび毒刺激に対してIL-1α遺伝子発現が誘導され、新たな検出指標として利用可能であることを見出した。g)広範囲の濃度のデオキシニバレノールに対して直線性を有する蛍光偏光免疫測定法を用いた定量法を開発した。
カテゴリ 飼料用作物 診断技術 抵抗性品種 とうもろこし 品種 防除

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