新たな付加価値を持つ多用途サトウキビ品種の育成と高度利用技術の開発

課題名 新たな付加価値を持つ多用途サトウキビ品種の育成と高度利用技術の開発
課題番号 2012020431
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 寺内方克
協力分担関係 沖縄県農業研究センター
鹿児島県農業開発総合センター
宮古製糖株式会社
南西糖業株式会社
種子島糖業振興会
アサヒグループホールディングス株式会社
トヨタ自動車(株)
研究期間 2011-2015
年度 2012
摘要 サトウキビの製糖用品種育成に関しては、a)製糖工場への搬入期間を年間6か月程度に拡大できる早期高糖多収系統「KTn03-54」を開発し、鹿児島県の奨励品種に採用見込みとなった。熊毛地域における収穫初期(12月)の原料品質向上と早期収穫の増加が期待される。b)収穫期間の拡張に必要な早期高糖性と高い株出し能力を備えた系統を早期に選抜するため、新たに2次選抜工程における株出し評価を開始した。
用途拡大と高度利用を可能にする品種の育成に関しては、a)黒穂病抵抗性の国内自生種(JW系統)及び既存雑種の交配種子を確保するとともに、既存系統群を黒穂病圃場接種検定に供試して抵抗性の優れる系統を選抜した。b)民間企業と共同開発した新たな製糖システム「逆転生産プロセス」に対応する系統として、黒穂病抵抗性の「KY08-2396」等を開発した。c)これまでの成果から普及可能な栽培・利用技術を体系化し、「飼料用サトウキビ品種KRFo39-1利用の手引き」を作成して普及対象地域の生産者に向けて配布した。d)現地実証研究により徳之島で飼料用サトウキビの発酵用完全混合飼料としての利用の可能性を調査し、混合材料となる農産加工残渣等の地域未利用資源の原料貯蔵について検討が必要であることを明らかにした。e)黒穂病抵抗性で多回株出し適性を有する「KR09-6029」等の有望系統群を選抜した。
カテゴリ 加工 さとうきび 飼料用作物 抵抗性 品種 未利用資源

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