課題名 | ア 林木遺伝資源の収集、保存及び配布 |
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課題番号 | 2013023165 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
藤澤義武 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2013 |
摘要 | <研究内容> 貴重な林木遺伝資源及び育種素材の確保のため、スギ等の育種素材として利用価値の高いもの、タチバナ等の絶滅危惧種・天然記念物等で枯損の危機に瀕しているもの、その他森林を構成する多様な樹種について、概ね1,200点を探索・収集する。また、生息域内外における林 木遺伝資源の適切かつ効率的な保存に努め、増殖・保存した遺伝資源については、その特性の評価を行うとともに、配布に活用する。 <成果の概要と活用> 育種素材として利用価値の高いスギ、ヒノキ、カラマツ、エゾマツ等1,117点、絶滅危惧種・天然記念物等で枯損の危機に瀕しているタチ バナ、ヒメバラモミ、ケショウヤナギ、ハナカガシ、ヤクタネゴヨウ等247点、その他森林を構成する樹種であるヤマボウシ、マメザクラ 、ヤマモミジ等22点、計1,386点を探索・収集した。さし木、つぎ木又は播種により増殖し、養苗してきた成体(苗木)656点を保存園等に植栽し保存した。また、探索・収集した種子、花粉、DNA626点を適切に温度管理できる貯蔵施設に集中保存した。遺伝資源保存園等に保存している、スギ、ヒノキ、カラマツ、テリハボク、ユビソヤナギ等の多様な樹種を対象として、成体5,493点、種子1,728点、花粉139点、 計7,360点について特性調査を実施し成長形質、さし木発根率、種子発芽率等の特性を評価した。林木遺伝資源の配布については、配布希 望に対して利用目的を確認した上で、25件222点の配布を実施した。 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 温度管理 播種 ばら |